Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

米国の家庭におけるネット接続、56kbpsより速い回線の割合がやっと72%に


 米国の家庭におけるインターネット利用者のうち、56kbpsより高速な回線を利用している人の割合が4分の3に近付いたとの調査結果を、米Nielsen//NetRatingsが21日に発表した。同社では56kbpsより速いインターネット接続を“ブロードバンド”と定義しており、日本との速度に対する意識の差が見える。

 この調査によると、2006年5月時点で家庭における“ブロードバンド”の利用者は72%に上り、1年前に比べて15ポイント増加した。逆に56kbps以下の接続は28%で、1年前に比べて15ポイント減少した。インターネット先進国の米国でさえナローバンド利用者が3分の1近くいることになる。

 なお、職場においては“ブロードバンド”を利用する傾向は特に強く、今回の調査では90%を占めた。1年前は82%だったことを考えると、職場での高速インターネット接続が普及している状況がわかる。

 また、“ブロードバンド”利用者は、RSSやブログを利用する割合がナローバンド利用者よりもはるかに高いことも明らかになった。Nielsen//NetRatingsが作成したインデックスによれば、“ブロードバンド”利用者がRSSを利用する割合はナローバンド利用者の3倍以上で、ブログやホームページ制作に携わる傾向にも倍以上の開きがあった。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.nielsen-netratings.com/news.jsp

関連記事
米国ネットユーザーのブロードバンド利用率がついに50%を超える(2004/08/19)
家庭のブロードバンド率が7割を超える~「インターネット白書2006」調査(2006/06/07)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/06/22 11:57

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.