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総務省が電気通信の競争評価に基づくデータを公表、FTTHは500万件を突破


FTTH契約数の推移
 総務省は22日、電気通信事業分野の競争評価に基づく2005年度第4四半期(2006年1月~3月)のデータを公表した。2006年3月末でのDSLの契約数は1,452万件、FTTHの契約数は545万7,700件。DSLの契約数は前期比0.3%増とほぼ横這いだが、FTTHの契約数は前期比17.7%増と急増し、初めて500万件を突破した。

 DSLの事業者別シェアは、ソフトバンクBBが34.8%、NTT東日本が20.7%、NTT西日本が18.5%、イー・アクセスが13.2%、アッカ・ネットワークスが8.6%などで、各事業者の構成比は前期とほぼ同様となっている。

 FTTHの事業者別シェアは、NTT東日本が34.6%、NTT西日本が28.0%、電力系事業者が15.8%、USENが8.7%など。FTTHではNTT東西のシェアの増加傾向が続いており、その分だけ他の事業者の割合が縮小している。

 戸建ておよび法人向けのFTTHでは、事業者別シェアはNTT東日本が37.9%、NTT西日本が36.4%、電力系事業者が22.2%などで、NTT東西のシェアがさらに高い。集合住宅向けのFTTHでは、NTT東日本が30.1%、NTT西日本が16.7%、USENが19.1%、電力系事業者が7.3%、KDDIが7.0%、エフビットコミュニケーションズが3.9%など。

 IP電話の利用電話番号数は1,145万7,000件となり、前期から8.0%増加。内訳は、050番号のIP電話が1,003万3,000件、0AB~J番号のIP電話が142万4,000件。IP電話全体の事業者別シェアは、ソフトバンクBBが42.0%、NTTコミュニケーションズが24.2%、KDDIが9.3%、その他が24.5%となっている。


DSL契約数の推移 IP電話の利用番号数の推移

関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/pdf/060622_2.pdf

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( 三柳英樹 )
2006/06/22 19:08

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