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ユニバーサルサービス制度に関するポータルサイト
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総務省は23日、「ユニバーサルサービス制度に関するポータルサイト」を開設した。同制度の内容を広く国民に理解してもらうために、その概要を説明するほか、関連資料も掲載している。
現在、同サイトに掲載しているのは、1)制度の概要を説明する「ユニバーサルサービス制度とは」、2)制度の運用に必要な申請・報告書類の書式を掲載した「事業者の皆様へ」、3)制度についてのFAQを掲載した「消費者の皆様へ」、4)情報通信審議会の答申や省令、関係法令、過去の報道発表資料などをまとめた「参考資料」──の4項目。さらに今後、情報の充実を図るとしている。
なお、ここで言うユニバーサルサービス(基礎的電気通信役務)とは、国民生活に不可欠であるため、あまねく日本全国における提供が確保されるべきもの(電気通信事業法)と定義されており、加入電話、公衆電話、緊急通報が含まれる。2002年6月には、NTT東西だけでなく、電話事業者全体で費用を出し合って、これらの全国均一サービスを維持していくための基金制度が導入された。
その後、総務省では2004年11月、音声サービスの競争が進展したことなどの背景を受け、情報通信審議会において、コスト算出方法などユニバーサルサービス基金制度の見直しを開始。2006年度からは、高コスト地域4.9%について、全国平均費用を上回る分を基金から拠出する新方式が導入されることになった。
関連情報
■URL
ユニバーサルサービス制度に関するポータルサイト
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/universalservice/index.html
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060623_7.html
関連記事:電話のユニバーサルサービス維持のため基金を創設
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/980623/mpt.htm
■関連記事
・ 総務省、ユニバーサルサービス基金制度の見直しを検討へ(2004/11/26)
・ 「ユニバーサルサービス基金制度の在り方」について情報通信審議会が答申(2005/10/25)
・ NTT東西、固定電話の費用にユニバーサルサービス基金の交付を申請(2006/01/17)
( 永沢 茂 )
2006/06/23 18:06
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