NHN Japanは7日、同社が運営するMMORPG「Xenepic Online」の利用者約30万人の個人情報が流出した件について、利用者に500円分のゲーム内ポイントを付与することを明らかにした。
この事件は、Xenepic Onlineの共同運営会社であるゲームガーデンの担当者が、パッチを提供するダウンロードサーバーに誤って個人情報を保存してしまったというもの。ダウンロードサーバーのURLを指定してアクセスすれば、ゲーム利用者であれば誰でも個人情報を閲覧・入手できる状態だった。個人情報には、利用者のメールアドレス、ゲーム用のIDとパスワードのほか、アイテムの購入履歴やチャットの履歴などのサーバーログファイルも含まれていた。
NHN Japanではお詫びとして、個人情報が流出した利用者29万7,805人を対象に、Xenepic Onlineで利用できるポイント「ゼネピックポイント」500円分を配布する。配布時期は、Xenepic Onlineの定期メンテナンスが終了する7月12日13時を予定している。
再発防止策としては、Xenepic Onlineのサーバーを管理運営しているゲームガーデンに厳重注意および指導を行なったという。具体的には、ゲームサーバーへのセキュリティ対策を定期的に監視し、サーバー管理者権限の管理強化を図る。また、6月28日には、ゲームサーバーの管理に必要のない顧客情報を抹消し、今後も保持しないようにシステムを変更したとしている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.nhncorp.jp/press/files/PRESS_20060707231627.pdf
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( 増田 覚 )
2006/07/10 14:35
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