米Microsoftは、個人が広告を出すことができるクラシファイドサイト(三行広告、案内広告)の「Windows Live Expo」正式版を12日、一般公開した。Windows Live戦略の下に発表される正式版の製品としては「Windows Live Messenger」に次いで2番目にリリースされるサービスとなる。
Windows Live Expoは、米Microsoft社内における長期間にわたるクローズドベータテストの後、2月28日に米国内でベータ版として公開されていた。今回ベータテストが終了し、正式なサービスとして米国内で公開されたことになる。
正式リリースに伴い、サイトデザインがWindows Liveの各種製品と整合するように見直されるとともに、ユーザーインターフェイスも改善された。また、商品について他のユーザーがコメントを残すことができるようになった。
大きな新機能としては、Windows Live ExpoのAPIがMSDNで公開された点が挙げられる。これにより、Windows Live Expoに掲載されるすべての広告をAPIを通してアクセスできるようになり、自由にマッシュアップアプリケーションを開発できるようになった。
このようなクラシファイドサイトでは広告を見てから実際に会って取引するケースがあるため、Windows Live Expoの設定画面でも、「自分の住んでいる地域から何km以内」という指定ができる。この機能実装にともない、Windows Live Expoと地図検索サービスWindows Live Localが連携し、クリックするだけで自分の地域から広告を出している人のエリアまでの地図によるナビゲーションが表示される機能も搭載された。
このほか、Windows Live Expoの米国における正式版リリースに合わせて、12日から英国でWindows Live Expoベータ版が社内向けに公開されることになった。ただし、Windows Live Expoサービスの国際的な展開については、現時点では明らかにされていない。
関連情報
■URL
Windows Live Expo(英文)
http://expo.live.com/
Windows Live Expo公式ブログ(英文)
http://teamexpo.spaces.msn.com/Blog/cns!ED26394D7E8C131B!322.entry
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/07/13 12:34
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