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ヤフーの2006年第1四半期決算、増収増益も広告収入の伸びが予想を下回る |
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ヤフーは21日、2006年度第1四半期（4月～6月）の連結決算を発表した。第1四半期の売上高は492億6,600万円で、前年同期比で26.7％増加。営業利益は239億9,000万円（前年同期比30.3％増）、経常利益は229億4,200万円（同28.8％増）、純利益は132億200万円（同28.1％増）となった。 前期決算の見通しでは、売上高を500億～534億円と予想していたが、広告事業売上が期待を下回る伸びとなったことなどから、実績はやや見通しを下回った。ただし、経費全般の伸びを抑制したことにより、経常利益と純利益については見通しの範囲内に収まったとしている。 売上の内訳は、広告事業が212億円、ビジネスサービス事業が107億円、パーソナルサービス事業が172億円。広告事業については、全般的に予想を下回る伸びに止まったものの、ナショナルクライアントからの広告出稿が堅調な伸びを示し、特にボーダフォンによる広告出稿が売上に大きく寄与したとしている。 ビジネスサービス事業では、「Yahoo!リクナビ」の売上が大きな伸びを示したほか、「Yahoo!ショッピング」の店舗数が前期比で約20％増加して19,676店舗となるなど、テナント料や手数料収入が順調に推移したという。 パーソナルサービス事業では、「Yahoo!オークション」において5月21日から落札システム利用料を3％から5％に値上げしたが、取扱高の減少は5％程度にとどまったことから、6月度の落札システム利用料収入が前月比で60％増加したという。また、Yahoo!オークションについては、新規利用者の獲得を目標にプロモーション等を行ない、1日平均総出品数が初めて1,000万件を突破するなどの効果が見られたが、期待していた取扱高の押し上げには至らなかったとしている。 2006年度第2四半期（7月～9月）の見通しについては、売上高が510億～549億円、経常利益が226億～259億円、純利益が131億～149億円と予想している。 関連情報 ■URL 2007年3月期第1四半期財務・業績の概況（連結）のお知らせ（PDF） http://ir.yahoo.co.jp/jp/bizres/gaikyo/20060721/20060721-gaikyo-jp.pdf 2006年度第1四半期決算説明会のプレゼンテーション資料 http://ir.yahoo.co.jp/jp/bizres/present/20060721/ ■関連記事 ・ ヤフーの2005年度売上高は1,736億円、広告売上は684億円で過去最高を更新（2006/04/20）
（ 三柳英樹 ）
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