米Microsoftの「Windows Live Mail Desktop」開発チームは27日、Outlookの後継となるこのソフトの英語ベータ版を公開したことを、公式ブログで明らかにした。
公式ブログの発表では、このベータ版をダウンロードするために招待状は必要ないと書かれているが、28日朝の時点で日本からは正規の方法で入手することはできないようだ。日本語版ページでは現在、公開された時に通知してもらえるようメールアドレスを登録できる。
Windows Live Mail Desktopは、OutlookやOutlook Expressの後継ソフトという位置付けだが、それ以上にメールソフトに広告を掲載するというMicrosoftのサービス化戦略にのっとった製品であることが興味を引く。
Windows Live Mail Desktopからは、ローカルに保存しているメールだけでなく、複数のWebメールアカウントにも同じ画面から同時にアクセスでき、オフラインの時でもメールの作成、削除などを行なうことができる。また、Webメールに関しては2GBのメール保存容量を有する。Windows Live Mail Desktopの利用にはPassportまたはHotmailアカウントが必要となる。
メールだけでなくRSSフィードの購読やニュースグループの管理機能、受け取ったメールに対してすぐにMicrosoftのブログサービス「MSN Spaces」でブログ記事を投稿できること、このソフトから直接MSN Messengerのコンタクトリストメンバーに連絡できることなど、Windows Liveのさまざまなサービスとの連携が図られている。
また、メール画面にメールの内容と連動した広告が表示されるようになる。この広告によってWindows Live Mail Desktopは無料で提供されることになる。
関連情報
■URL
Windows Live Mail Desktop公式ブログの該当記事(英文)
http://morethanmail.spaces.msn.com/Blog/cns!B7DD1FF3F141F9A1!1599.entry
Windows Live Ideas
http://ideas.live.com/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/07/28 13:36
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