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「Windows Live Toolbar」日本語版公開、フィッシング検出機能など搭載

ボタンのカスタマイズにより各種機能の追加・削除が可能

「Windows Live Toolbar」日本語版をインストールしたInternet Explorer 6

「Windows Live OneCare Advisor」の設定画面
 マイクロソフトは3日、タブブラウジング機能や検索機能、セキュリティ機能などを備えた「Windows Live Toolbar」の日本語版を公開した。Windows XP/2000およびWindows Server 2003のInternet Explorer(IE)6以上に対応しており、無料でダウンロードできる。

 Windows Live Toolbarでは、IEでタブブラウジングが行なえるようになるほか、Web検索、RSSフィード検出機能などを備える。Web検索では、スマートタイプ機能によって、実際に入力したキーワードの履歴やWebでよく検索されているキーワードの候補を表示してくれる。Web検索には、デフォルトではWindows Live Searchの日本語版が設定されている。また、「Windows デスクトップ サーチ」をインストールするこで、デスクトップ検索もWindows Live Toolbar上から行なえる。

 セキュリティ機能としては、「Windows Live OneCare Advisor」を搭載。フィッシング詐欺検出機能により、フィッシングの疑いがあるサイトにアクセスしようとした際に警告してくれる。このほか、OneCare Advisorには、現在ベータ版として提供されている「Windows Live Safety Center」との連携機能も備える。Safety Centerは、PCを“健康”に保つための無料オンラインスキャンプログラムで、ウイルスの検知・駆除や不要ファイルの削除などを行なう。OneCare Advisorでは、スキャンが必要な時に通知が届くよう設定できる。

 Windows Live Toolbarでは、各種機能を割り当てられるボタンのカスタマイズ性に優れているのが特徴だ。前述のRSSフィード検出やOneCare Advisorのほか、ポップアップブロックやオンラインブックマークサービス「Windows Live Favorites」との同期、メッセンジャーやブログなどMSNの各種サービスのボタンがあらかじめ用意されている。これらのボタンに加え、ユーザーがまざまな機能を持つボタンを追加インストールすることが可能だ。ボタンは、「Windows Live Gallery」サイトから入手できるが、このサイトは現時点で日本語化されていない。

 Windows Live Toolbarは、英語版などがベータ提供を経て7月25日に正式版へ移行していた。日本語版はベータ段階では提供されていなかったため、今回、いきなり正式版で登場したことになる。

 なお、Web情報管理共有ソフト「Onfolio」や地図との連携機能、Webページ上で選択した範囲の情報に基づいて関連した情報を示してくれる機能など、英語版で搭載されている機能の一部は、日本語版ではデフォルトでは未搭載となっている。マイクロソフトによれば、今後、追加を検討していくという。


関連情報

URL
  「Windows Live Toolbar」日本語版トップページ
  http://toolbar.live.com/default.aspx?mkt=ja-jp

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( 永沢 茂 )
2006/08/03 19:40

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