米comScore Networksが20日に発表した月間サーチエンジンシェアの調査結果で、Googleが11カ月間続けてきた連続シェア増加記録が途切れたことが明らかになった。反対にYahoo!、Time Warnerネットワーク、Askネットワークなどはいずれもシェアをわずかながら伸ばす結果となった。
2006年7月の最新調査によると、米国でサーチエンジンを使用して行なわれた検索のシェアはGoogleが43.7%、Yahoo!が28.8%、MSN-Microsoft系サイトが12.8%、Time Warner系が5.9%、Ask系が5.4%となっている。
Googleは前月まで11カ月連続でこの調査でシェアを伸ばし続けていたが、6月時点の44.7%で記録が途切れ、7月はシェアを1ポイント減らす結果となった。逆にYahoo!、Time Warner、Askはそれぞれ0.3ポイント増とわずかながらシェアを伸ばす結果となった。
米国ユーザーが7月に行なった検索数は63億件にも上るが、夏休み期間中でもあることから6月に比べてその数字は2%減少している。しかしそれでも1年前の2005年7月時点の調査と比べて30%以上増加していることから、サーチエンジンの利用は確実に増えている。
ツールバーのシェアでは依然としてGoogleとYahoo!が大勢を握りながら拮抗している。Googleが50.3%、Yahoo!が46.2%と、両社合わせて96.5%のシェアを保有している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.comscore.com/press/release.asp?press=984
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・ 米Google、サーチエンジンシェアで11カ月連続増加を記録(2006/07/19)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/08/21 12:08
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