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学術論文検索「Google Scholar」に関連論文検索機能を追加


「Google Scholar」の検索結果ページ
 米Googleの学術論文検索サーチエンジン「Google Scholar」で22日、関連論文の検索機能「Related Articles」リンクを追加したことが発表された。

 学術論文の検索で関連する論文を見つけ出すことは極めて重要だ。しかしその分野が新しい場合、または重要なキーワードがまだ定着していない場合には、検索すること自体が難しい場合がある。

 例えば経済学と数学の分野にまたがるゲーム理論で重要な貢献を行ない、結果としてノーベル経済学賞を受賞したJohn Nash氏の重要な原論文には「ゲーム理論」という言葉そのものが出てこない。そのため、「ゲーム理論」というキーワードで検索しても検索結果に表示されないという大きな問題がある。

 今回、新しく各論文の下に「Related Articles」リンクが追加された。このリンクをクリックすると、その論文と関係が深いと考えられる論文のリストがアルゴリズムによって自動的に表示される。当初発表された論文との類似性、各論文の「重要度」を考慮してランキングされているという。先のゲーム理論に関する検索ではRelated ArticlesリンクをクリックすることによってJohn Nashの原論文を表示できるようになったという。


関連情報

URL
  Google Scholarベータ版(英文)
  http://scholar.google.com/
  Google公式ブログの該当記事(英文)
  http://googleblog.blogspot.com/2006/08/exploring-scholarly-neighborhood.html

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/08/23 11:55

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