ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)は4日、2006年上半期の活動状況を発表した。6月末までにBSAに寄せられたソフトウェアの組織内違法コピーに関する情報は、前年同期比で33件増加して179件に上った。「社会でのコンプライアンス意識の高まりが加速していること」「内部告発がコンプライアンスのために正しい行為であるとの理解が広まっていること」などによるものと分析している。
BSAではまた、「BSA国立大学法人等支援プロジェクト」を8月1日に開始したことも発表した。これは、国立大学における自主調査を支援するもので、有料のソフトウェア資産管理ツールをBSAの費用負担で一定度無償提供する。
さらに、プロジェクトの期間中に自主調査を実施した大学において違法コピーが発見された場合、法的責任を免除することも盛り込まれている。対象となるのは、プロジェクトに賛同するBSA会員企業のソフトウェアで、アドビシステムズ、アップルコンピュータ、シマンテック、トレンドマイクロ、マイクロソフト、マカフィーなど12社が賛同している。
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■URL
ニュースリリース
http://www.bsa.or.jp/press/2006/060904.htm
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( 永沢 茂 )
2006/09/05 13:54
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