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アドビ、操作性や連携機能などを強化した「Acrobat 8」


 アドビシステムズは19日、PDF作成・閲覧ソフトの最新版「Acrobat 8 日本語版」ファミリーを発表した。「Acrobat 8 Standard 日本語版」「Acrobat 8 Professional 日本語版」などが用意される。発売は11月下旬。

 通常価格は、Standardが36,540円、Professionalが57,540円。それぞれアップグレード版とアカデミック版も用意される。対応OSは、StandardがWindows XP/2000、ProfessionalがWindows XP/2000およびMac OS X v10.4.3。

 このほかAcrobat 8ファミリーでは、無償の「Acrobat Reader 8 日本語版」を12月より提供開始するほか、「Acrobat 3D Version 8 日本語版」(予定通常価格13万5,870円)や「Acrobat 8 Elements 日本語版」(価格未定)もラインアップされ、2007年中に順次発売する。

 Acrobat 8では、操作性の向上や、よりスムーズなワークフローを実現する機能強化が図られた。具体的には、「Adobe Acrobat操作ガイド」を追加するなどインターフェイスを強化。起動時に操作ガイドが表示され、主要な機能・操作を確認しやすくなった。

 また、隠したい部分の情報のみを黒塗りして削除できる「墨消し機能」を追加(Professional、3D Versionのみ)。ファイル結合機能も強化した。加えて、PDFをWordファイルとして再利用する際のレイアウト再現性が向上したほか、ドキュメント表示部分の拡大やツールバーのカスタマイズが可能になった。

 さらに、PDFを介した共同作業を行なうための「共有レビュー機能」を搭載。FlashベースのWeb会儀ソリューション「Adobe Acrobat Connect」とも連携する。これにより、PDFで作成した資料を見ながら、リアルタイムで意見交換を行なったり、評価等をPDF資料に書き込んでいくことも可能だ。なお、共有レビューやWeb会議は無償のReader 8ユーザーでも利用できる。

[お詫びと訂正 2006/11/17 13:05]
 記事初出時、「Acrobat Reader 8 日本語版」は近日リリースされる予定と記述しておりましたが、誤りでした。正しくは、「Adobe Reader 8 日本語版」です。お詫びして訂正いたします。


Acrobat 8 Standard 日本語版 Acrobat 8 Professional 日本語版

関連情報

URL
  アドビシステムズ
  http://www.adobe.com/jp/

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( 野津 誠 )
2006/09/19 11:51

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