ウィルコムは20日、8月から実施している次世代PHSシステム向けの無線局実験において上下20Mbpsの伝送速度を達成したと発表した。
この実験は、8月上旬より1年間をめどに実施しているもので、虎ノ門地域のビルと郊外にそれぞれ1カ所の実験基地局設備を設置し、2.5GHz帯の周波数におけるOFDMシステムの伝送実験やMIMOを採用した場合の性能評価などを行なっている。また、これに先駆けて8月1日には総務省より実験局免許を取得している。
今回、同社によれば同実験において当初計画していた上下20Mbpsの伝送速度を達成したという。今後は、現在の実験装置に改良を重ね次世代PHSシステムの開発・導入に向けた実験・評価活動を継続するとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2006/09/20/index.html
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( 大久保有規彦 )
2006/09/20 13:22
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