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ファイルを暗号化し、2分割して保存するソフト「影郎/セキュアポケットPC」


「影郎/セキュアポケットPC」の専用画面

2分割された切片ファイルの内容
 イーズ・コミュニケーションズは25日、ファイルを暗号化して分割保存するソフト「影郎/セキュアポケットPC」の販売を開始すると発表した。Windows XP/2000に対応し、標準価格は1ライセンス10,290円(10月31日までキャンぺーン価格5,145円、10ライセンス以上は個別にボリュームライセンスあり)。

 影郎では、保護したいファイルを登録しておくことで、そのファイルを暗号化した上、2つの切片に分割して保存する。それぞれの切片は単独では意味のない文字列として表示される上、2つがそろっていたとしてもファイルを登録した影郎の専用画面上でなければ、ファイル名も表示されないという。暗号方式としては、AESを採用している。

 影郎の専用画面は、IDとパスワードを入力することで起動する。Windowsのエクスプローラ風の表示形式となっており、ここに保護したいファイルをドラッグ&ドロップするなどして登録できるほか、自由にフォルダを作成、移動、名称変更、削除することも可能だ。

 登録したファイルはダブルクリックで開けるほか、アプリケーションの終了時にも自動的に暗号化・分割されて影郎のフォルダに格納される。扱えるファイルファーマットに特に制限はないが、容量の大きいファイルの場合は処理が重くなる場合があるとしている。

 なお、分割した切片の保存先は、デフォルトでは2つともPCのローカルHDD内になっているが、ユーザー側で変更可能だ。一方をUSBメモリなどに設定しておくことで、ノートPCの本体だけが盗難に遭ったり、紛失した場合でも情報が漏洩することがないとしている。また、ファイル交換ソフトの「Winny」や「Shere」のユーザーを狙った“暴露ウイルス”対策にも効果があるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.i-ze.com/main/press_2006_09_25.html

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( 永沢 茂 )
2006/09/25 14:57

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