KDDIおよび東京電力は、KDDIが東京電力の光通信事業を買収することで合意したと日本経済新聞社が報じた件について「合意した事実はない」とコメントを発表した。
日経新聞は9月30日付の朝刊で、「KDDIは東京電力の光ファイバー通信事業を2007年1月に買収することで東電と大筋合意した」と報じた。記事では、「KDDIは買収対価として自社株を東電に割り当てる方向で、買収額は1,000億円強に相当する」としていた。
これについてKDDIは、「光ファイバー通信事業の統合について、様々な観点から協議を行なっているところであり、現時点で合意した事実はない」とコメント。また東京電力は、「当社とKDDIは、本年4月5日に締結した合意書に基づき、KDDIに東京電力の光ネットワークカンパニーに係る事業を統合することを前提に、統合方法や統合後の運営等について検討・協議を行なっている。現在、平成19年1月1日のFTTH事業統合を目指し、様々な観点から引き続き慎重に調整を進めており、現時点で合意した事実はない」とした。両社とも、「合意でき次第発表する」としている。
関連情報
■URL
KDDI ニュースリリース(PDF)
https://www.release.tdnet.info/inbs/191e0010_20060930.pdf
東京電力 ニュースリリース
http://www.tepco.co.jp/cc/kanren/06100201-j.html
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( 野津 誠 )
2006/10/02 13:07
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