KDDIは3日、東京電力との光ファイバ事業の統合について「最終調整段階に入った」ことを明らかにした。一部報道を受けて編集部の取材に回答したもの。
 
  KDDIと東京電力では、2005年10月に当時東京電力の子会社であったパワードコムを吸収合併を発表(2006年1月に合併)。あわせてKDDIと東京電力では、FTTH事業での提携も発表しており、2005年内をめどにKDDIのCDNと東京電力の光ファイバを統合することを予定していた。
 
  今回、日本経済新聞の4月3日付朝刊などで「KDDIと東京電力は来春に光ファイバ事業を統合することで大筋合意した。これに先立ち今年6月にもサービスを新ブランドに統一し契約者増を狙う」などと報じられた。
 
  KDDIでは「正式に決定したことではない」としながらも、「現在最終調整の段階で、決定次第正式に発表する」とコメント。事業統合に先立つ新ブランドについても「早ければ6月に開始することもあり得る」との見解を示した。一方、東京電力では「正式に決定した事実はない」としてコメントを控えている。
  関連情報
 
 
■URL 
  KDDI 
  http://www.kddi.com/
 
  東京電力 
  http://www.tepco.co.jp/
 
 
■関連記事 
・ KDDIとパワードコムが合併契約書締結、DTIなどは東電に譲渡(2005/11/08) 
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( 鷹木 創 )
 
2006/04/03 13:37
 
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