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左から、日本CAの長谷氏、タレントの眞鍋氏、日本CA社長の根塚氏
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日本CAは、セキュリティ対策ソフトの最新版「CA インターネット セキュリティ スイート 2007」を発表した。10月4日よりダウンロード販売を開始し、10月6日からパッケージ販売を行なう。同社は4日、都内で記者会見を実施。タレントの眞鍋かをりを招いてトークセッションも行なわれた。
CA インターネット セキュリティ スイート 2007は、既存の「eTrustシリーズ」をバージョンアップした製品。「CA アンチウイルス 2007」「CA アンチスパイウェア 2007」「CA アンチスパム 2007」「CA パーソナルファイアウォール 2007」を含む。それに加えて、データバックアップソフト「CA デスクトップDNAマイグレーター 2007」を同梱した「CA インターネット セキュリティ スイート 2007 プレミアム版」も用意する。
価格は、スイートの標準パッケージが5,600円、ダウンロードが4,280円、ライセンス更新が4,280円。プレミアム版の標準パッケージが8,800円、ダウンロードが6,480円、ライセンス更新は4,280円に加え、デスクトップDNAマイグレーターの更新料2,980円が必要になる。対応OSはWindows XP/2000/Me/98SEとなるが、パーソナルファイアウォールのみWindows XP/2000となる。このほか、Windows Vistaにも対応する予定だという。
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CA インターネット セキュリティ スイート 2007と、同プレミアム版
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● 新機能と新アプリケーションを追加
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スイートのメイン画面
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画面下部に今すぐ解決ボタン
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CA インターネット セキュリティ スイート 2007は、前バージョンからブランド名やパッケージ、ユーザーインターフェイスを一新したほか、「今すぐ解決ボタン」「アウトブレーク」「お役立ち情報」といった新機能を追加した。
今すぐ解決ボタンは、セキュリティ上の問題を通知し、自動修復する機能。タスクトレイに警告マークが表示されると、ユーザーはメイン画面を起動して、今すぐ解決ボタンをクリックするだけで、プログラムが自動的にセキュリティ状態を修復する。
アウトブレークは、CAセキュリティデータベースと連携し、最新のウイルス情報などをメイン画面に表示する機能。お役立ち情報は、製品の利用方法やよくある質問と回答、キャンペーンなどの情報をメイン画面に配信する機能だ。
またCA 2007シリーズでは、160種類以上のアプリケーションの環境設定・データファイルのバックアップ、データ移行に対応するユーティリティソフト「デスクトップDNAマイグレーター」が加わった。異なるバージョンのOSやアプリケーション間でもデータ移行可能な点が特徴という。
日本CAの根塚眞太郎社長は、「CA,Inc.は、企業向けのソフト開発・販売を30年間行なってきた。企業向け製品で培ったノウハウを基に、2006年から日本でも一般市場向け製品を展開している。今後は、家庭におけるセキュリティ対策が、これまで以上に重要になると考える。今回発表する製品によってユーザーが安心してPCを利用できる環境に貢献したい」と語った。
また同社SMB&コンシューマ事業本部の長谷一生部長は、「CA 2007シリーズでは、既存シリーズで好評だった軽快な動作はそのままに、可能な限り全自動化を図り、初心者でも安心して使えるようにした。ソフトの容量を小さくしており、インストールも短時間で可能。業界最大となる20万種以上のスパイウェアを検出・削除できる機能も備えている」と説明した。
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VTRでコメントを述べたCA,Inc.のジョン・スウェインソンCEO
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日本CAの根塚社長
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同社SMB&コンシューマ事業本部の長谷部長
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● 情報流出の怖さを皆にわかってもらいたい
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トークセッションのゲスト眞鍋かをり
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トークセッションで眞鍋かをりは、「去年の春に初めてセキュリティ対策をした。CAさんのソフトを頂いて使ったとき、スパイウェアが208個出てきた」と述べた。
「PCがおかしくなるウイルスなら気づけるが、スパイウェアは知らないうちに情報が盗まれるから怖い。その怖さを皆にわかってもらいたい」語り、今では頻繁にスキャンし、安心してPCが使えるようになったという。
また、以前から週刊誌などで情報流出の問題を見て気にしていたという。「これだけ話題になっているセキュリティ問題でも、痛い目に合わなければわからないという人が多い。友人でもセキュリティ対策をしている人は少ない」と話した。
このほか、「新しいPCに買い換えようと思っているが、データの移行が面倒。でもデータバックアップソフトがあれば便利」と語った。「ブログはWordで書いて保存しているので、そのデータが消えたら困る。PCを新しくしたらデータバックアップソフトを活用したい」とした。
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トークは眞鍋氏と長谷氏で行なわれた
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増え続けるインターネット犯罪の怖さを語る眞鍋氏
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ノートPCの液晶画面が壊れたので買い替えたいという
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● ライセンス形態一新。Wiiが当たるキャンペーンも
CA 2007シリーズでは、既存シリーズからライセンス形態も一新した。標準の「1ユーザーパック」のほかに、3ユーザーまで使える「ファミリーパック」、10ユーザーまで使える「オフィスパック」を用意する。
スイートのファミリーパックは、パッケージが6,480円、ダウンロードが4,980円、更新料が4,980円。オフィスパックは、パッケージが24,800円、ダウンロードが18,800円、更新料が18,800円。
プレミアム版のファミリーパックは、パッケージが14,800円、ダウンロードが10,800円、更新料が4,980円。オフィスパックは、パッケージが48,000円、ダウンロードが38,640円。各パックの更新料は、上記スイートの更新料にデスクトップDNAマイグレーターの更新料を加えた料金となる。
また各ソフト単体での販売も行なわれる。CA アンチウイルス 2007特別優待版の標準価格は、パッケージ・ダウンロード・更新料ともに1,980円。CA アンチスパイウエアの標準価格は、パッケージ・ダウンロード・更新料ともに3,970円。CA アンチスパム 2007はダウンロード販売のみで標準価格3,480円、更新料2,980円。CA パーソナルファイアウォール 2007もダウンロード販売のみで標準価格3,480円、更新料2,980円。CA デスクトップDNAマイグレーター 2007は標準価格4,980円。ダウンロード3,480円、更新料2,980円。
このほか日本CAは、「CA30周年記念!試してなっ得キャンペーン」を実施。CA製品(パッケージ)を購入したユーザーから抽選で毎月10名に、任天堂の次世代ゲーム機「Wii」などの賞品がプレゼントされる。さらに「返品フリーキャンペーン」として、購入後30日間は無料で返品可能。キャンペーン期間は、10月6日から12月31日まで。
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セキュリティ対策ソフトの課題
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社名変更に伴いブラントも一新した
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CA 2007シリーズ製品ポートフォリオ
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www3.ca.com/jp/press/PressRelease.aspx?CID=93665
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・ CA、スパイウェア対策を強化した統合セキュリティ対策ソフト(2006/01/20)
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( 野津 誠 )
2006/10/04 18:48
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