米Googleは11日、Webブラウザから利用できるワープロおよび表計算アプリケーション「Google Docs & Spreadsheets」のベータ版を公開した。対応するWebブラウザはInternet Explorer 6以降、Firefox 1.0.7および1.5.0.6以降、Mozilla 1.7.12以降、Netscape 8/7.2。利用にはGoogleアカウントの登録が必要となる。
Google Docs & Spreadsheetsは、Webブラウザからワープロと表計算ソフトが利用でき、文書をオンライン上で保存しておけるサービス。メニュー表示は英語だが日本語の入力や編集・印刷なども行なえる。オンラインでの文書の作成のほか、WordやExcelフォーマットのファイルやHTMLファイルなどをアップロードしてインポートすることが可能。作成した文書はGoogleのサーバー側に保存され、HTML形式やPDF形式へのエクスポートにも対応する。
作成した文書は複数のGoogleアカウントで共有できるほか、誰でも閲覧可能な状態のHTMLファイルとして公開することも可能。また、Bloggerなどのブログアカウントを設定することで、作成した文書をブログの記事として投稿する機能を備える。
Googleでは、6月に表計算アプリケーション「Google Spreadsheets」を公開しており、これにワープロ機能を加えた形で「Google Docs & Spreadsheets」としての公開となった。ワープロ機能については、Googleは3月にオンラインのワープロ文書作成サービス「Writely」を買収している。
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「Google Docs & Spreadsheets」でWord文書を開いた画面
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「Google Docs & Spreadsheets」でExcel文書を開いた画面
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関連情報
■URL
Google Docs & Spreadsheets
http://docs.google.com/
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( 三柳英樹 )
2006/10/11 18:38
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