日本マクドナルドは13日、同社が8月に実施した販売促進キャンペーンで1万人に配布したMP3プレーヤーの一部が、ウイルスに感染していることを明らかにした。MP3プレーヤーをPCに接続すると、ウイルスに感染する恐れがあるという。
 
  MP3プレーヤーに混入されていたウイルスは、USBメモリなどのリムーバブルドライブを利用して感染活動を行なうトロイの木馬「WORM_QQPASS.ADH」。ウイルス対策ソフトのプロセスを強制終了するなどの被害がもたらされる。
 
  ウイルス感染が確認されたのは、8月4日から31日まで実施していたキャンペーンで配布したMP3プレーヤーで、香港のマーケティングストア社から納入したもの。感染原因や感染台数については、調査中としている。
 
  同社に「中国語のメモ帳が立ち上がる」「ウイルス検知のメッセージが出た」などの報告が寄せられ、調査した結果ウイルス混入が判明した。10月12日までに、同様の問い合わせは7件寄せられているという。
 
  日本マクドナルドでは、すべての当選者に電話で連絡するとともに、賞品のMP3プレーヤーを全品回収して新品と交換する。問い合わせ番号は、0120-221-047(22日までは24時間体制、23日以降は9:00~21:00)。また同社サイトでは、このウイルスを駆除するソフトを無償で公開している。
  関連情報
 
 
■URL 
  ニュースリリース 
  http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2006/release-061013.html
 
  キャンペーン賞品「MP3プレーヤー」のウイルス感染に関するお詫びとお願い 
  http://www.mcdonalds.co.jp/whatsnew/release/20061013/
 
  WORM_QQPASS.ADH(トレンドマイクロ) 
  http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM%5FQQPASS%2EADH&VSect=P
 
 
■関連記事 
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( 増田 覚 )
 
2006/10/16 14:11
 
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