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NICT、独自開発のNTPサーバーを利用したクライアントコンテストを実施


応募作品の例。インターネット時刻補正ソフト「iネッ時計」
 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は20日、NICTが開発したNTPサーバーを利用した「NICT NTPクライアントコンテスト」の応募作品公開と一般投票受け付けを開始した。投票の締め切りは11月20日。審査会は12月5日で、結果発表は12月6日を予定している。

 今回のコンテストは、日本標準時に直結したNTPサーバー「ntp.nict.jp」を利用したソフトウェアやハードウェアを募集、審査するもの。時刻同期精度を対象とした「精度部門」、時刻同期に別の機能を付け加えた「付加機能部門」のほか、NTPを利用したクライアントのアイデアのみで応募が可能な「アイデア部門」の3部門を用意している。

 付加機能部門は、ソフト6種およびハード1種の計7作品を公開。ソフトはダウンロードして使用できる。利用は無料。対応OSはWindows XP。アイデア部門は3作品で、企画書が閲覧できる。なお各作品は、1ユーザーにつき1回のみ投票可能。あわせて審査委員の投票も行なう。また精度部門の5作品は、事務局で精度を計測するため、一般投票は受け付けていない。

 ntp.nict.jpは、NICTが開発した専用のハードウェアを用いたNTPサーバー。日本標準時に直結した「Stratum 1」サーバーとして、一般に公開している。Windows XPやMac OS Xなどには標準でNTPによる時刻合わせ機能が搭載されており、これらの機能で使用する時刻サーバーとして指定できる。


関連情報

URL
  NICT NTPクライアントコンテスト
  http://www.nict.go.jp/w/w114/stsi/PubNtp/contest_result.html

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NICT、日本標準時と直結したNTPサーバー「ntp.nict.jp」を一般公開(2006/06/12)


( 野津 誠 )
2006/10/20 13:26

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