ヤフーは23日、2006年度中間期(2006年4月~2006年9月)および第2四半期の連結決算を発表した。
中間期では、売上高が1,005億円(前年同期比25.6%増)、営業利益が490億円(同30.9%増)、経常利益が477億円(同31.2%増)、当期純利益が268億円(同25.0%増)と、いずれも大きく増加し、売上高が半期で初めて1,000億円を超えた。事業部門別の売上は、広告事業が425億円(前年同期比43.0%増)、ビジネスサービス事業が222億円(同42.9%増)、パーソナルサービス事業が358億円(同22.8%増)。
第2四半期については、売上高が512億円(前年同期比24.5%増)、営業利益が250億円(同31.5%増)、経常利益が248億円(同33.5%増)、当期純利益が136億円(同22.1%増)。事業部門別の売上は、広告事業が212億円(前年同期比35.9%増)、ビジネスサービス事業が114億円(同42.0%増)、パーソナルサービス事業が185億円(同26.1%増)。
前期決算で示された第2四半期の売上高見通しは510~549億円で、実際の売上高(512億円)は見通しの範囲内に収まったものの、広告事業の売上が期待を下回る伸びとなったことから、見通しの下限に近い実績となったとしている。
各事業については、広告事業は企業が広告宣伝費の支出を抑える状況の中、自動車や化粧品・トイレタリー、不動産・建設等の業界において新規の大口受注もあり、ブランディング広告の分野が前期と比べて大きく増加したという。ビジネスサービス事業では、「Yahoo!オークション」「Yahoo!ショッピング」への出店数拡大に努めた結果、9月末時点での出店数は前年同期比で2倍以上の22,304店舗となり、これに伴いテナント料や手数料収入が増加した。
パーソナルサービス事業では、Yahoo!オークションの落札システム利用料を3%から5%に値上げしたことから、システム利用料収入が増加。一方、Yahoo!オークションへの参加資格を、有料サービスの「Yahoo!プレミアム」会員以外にも一部開放したため、Yahoo!プレミアムの会員数は643万IDと前期に比べて8万IDの増加(1.3%増)にとどまった。
関連情報
■URL
事業概況(PDF)
http://ir.yahoo.co.jp/jp/bizres/gaikyo/20061023/20061023-gaikyo-jp.pdf
第2四半期および中間決算説明会のプレゼンテーション資料
http://ir.yahoo.co.jp/jp/bizres/present/20061023/
■関連記事
・ ヤフーの2006年第1四半期決算、増収増益も広告収入の伸びが予想を下回る(2006/07/21)
( 三柳英樹 )
2006/10/23 19:03
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