NTT西日本は、0AB~J番号を利用したIP電話サービス「ひかり電話」シリーズについて、10月26日9時45分現在で通話が安定していると発表した。
NTT西日本の「ひかり電話」「ひかり電話オフィスタイプ」「ひかり電話ビジネスタイプ」では、10月23日から25日にかけて障害発生や発着信規制によって、電話がつながりにくい状況が発生。10月23日が呼処理サーバーが高負荷状態になって輻輳が生じたこと、10月25日は中継系呼制御サーバーの高負荷状態になったことが原因だと考えているという。
25日は、9時5分頃から最大95%の発着信規制が行なわれた。その後、システムの安定運用が確認できたことから、同日22時7分に規制が解除された。同社では、システムの安定性を高めるため、同日晩に中継系呼制御サーバーを再起動したという。また、26日朝には同サーバーに収容されている加入者データの一部分散が実施されている。
同社では、9時45分現在で通話が安定しているとして第9報を発表。引き続き、通話状況の監視を強化して、今後の推移を注視していくとしている。
関連情報
■URL
「ひかり電話」等のつながりにくい状況への対応について(第8報)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0610/061025c.html
「ひかり電話」等の通話状況について(第9報)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0610/061026a.html
■関連記事
・ NTT西日本、ひかり電話が西日本エリア全域でつながりにくい状況に(2006/10/23)
・ NTT西、ひかり電話の安定運用に向けた発着信規制を開始。対象は83.3万件(2006/10/24)
・ NTT西、ひかり電話で発生した障害の原因と対策を明らかに(2006/10/24)
・ NTT西日本、ひかり電話の高負荷状態により最大95%の発着信規制(2006/10/25)
( 村松健至 )
2006/10/26 14:28
- ページの先頭へ-
|