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goo、RSSフィード作成サービス「goo フィードメーカー」を開始


goo フィードメーカー
 NTTレゾナントは21日、WebサイトにRSSフィードを設置できるサービス「goo フィードメーカー(ベータ版)」を提供開始した。gooIDの登録のみで利用できる無料版と、アクセス解析などの機能が付いた月額200円の有料版を用意する。対応ブラウザは、Windows用のInternet Explorer 6.0以上またはFirefox1.5以上、Mac OS X用のFirefox 1.5以上。

 「goo フィードメーカー」は、Webサイト内のトピックスや更新情報などのRSSフィードを作成できるサービス。サイト内の一部のテキストを指定してフィードが作成できるため、サイト内でよく読む記事枠だけの更新情報を取得することができる。作成したフィードは「goo RSSリーダー ウェブ版」にワンクリックで登録することも可能だ。

 また、「gooブログ」や「教えて!goo」と連携し、作成したRSSフィードに関連するブログ記事やQ&Aを追加したリパックページ(口コミ情報ページ)を作成して公開できる。リパックページでは、背景色や文字色、レイアウトの変更が可能なほか、HTMLを記述できるスペースもある。編集画面はAjaxを採用しており、直感的な操作で各種設定を行なうことが可能だ。

 フィード作成数は無料版が3個まで、有料版が30個まで可能。リパックページも無料版は3ページまで、有料版は30ページまで作成できる。さらに有料版では、作成したフィードの登録者数がわかるアクセス解析や、フィード更新時間設定(30分~7日間)、リパックページの広告非表示設定に対応する。

 なお、RSSフィードを作成すると、フィードメーカーのサーバーが更新情報を収集・保存し、RSSの抽出、リパック情報の配信などを行なう。RSSリーダーは、フィードメーカーから情報を読み取るため、ユーザーのサイトにアクセスする負荷はかからないという。


goo フィードメーカーのシステム構成 作成したRSSフィードの管理画面 リパックページのデザイン編集画面

 NTTレゾナント技術マーケティング部の内山匡部長は、技術のポイントとして、「HTMLの知識がなくても、マウスのドラッグ&ドロップだけでWebページ上の一部分を指定し、更新情報を取得できる技術を開発した。さらに、HTMLの構造変化に強いアルゴリズムを実装したことで、ページのデザインが多少変わっても、指定した部分の更新情報を読み取ることができる」と説明。

 また、メディア事業部の浅田安茂事業部長は、「CGMの利用者が増えたことで、RSSリーダーの利用者も増えてきた。またInternet Explorer 7が登場したことで、今後さらにRSSフィードの“読み手”が増えると考える。そこで、RSS配信のないサイトでも自分でRSSフィードを設置して、更新情報を取得できるサービスを開始した」と経緯を説明した。

 今後は、「goo フィードメーカー」の法人向けサービスを2007年3月より提供する予定のほか、ユーザーが好みのRSSフィードを探せる「フィード検索サービス」も検討する。NTTレゾナントでは、RSSフィードに関連したサービスの拡充を図り、gooのフィードサービスにおいて1年後に10万ユーザーの獲得を目指すという。


NTTレゾナント技術マーケティング部の内山部長 NTTレゾナントメディア事業部の浅田事業部長

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://help.goo.ne.jp/info/detail/879/
  goo フィードメーカー
  http://fm.goo.ne.jp/

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( 野津 誠 )
2006/11/21 16:31

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