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NEC、日本~ロシア間の光海底ケーブルプロジェクトを受注


 NECは12日、KDDIとロシア最大の長距離通信会社「Rostelecom」から、日本とロシアを結ぶ光海底ケーブルプロジェクトを一括受注したと発表した。

 今回、NECが受注したのは、新潟県直江津市からロシアのナホトカを結ぶ日本海横断の海底ケーブルシステム。総延長は約1,800km(約900km×2ルート)、伝送容量は光波長多重(WDM)による640Gbps。NECが設備調達から敷設工事一式を行なう。

 日本とロシアを結ぶ国際通信回線は、1995年運用開始の560Mbpsの海底ケーブルと通信衛星が利用されてきたが、新たに敷設するケーブルにより通信容量は1,000倍以上に拡張される。また、このプロジェクトはナホトカからロシア国内を横断する通信ネットワークと接続し、ヨーロッパとアジアを最短距離で結ぶ「トランジット・ヨーロッパ・アジア構想」の一環をなすもので、完成後にはヨーロッパとアジア間の国際通信のスピードと品質が格段に向上することが期待されるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0612/1201.html

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( 三柳英樹 )
2006/12/12 15:58

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