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オンライントレードは3年目から利益が出る割合が多い~ライブドア調査


 ライブドアは13日、オンライントレードの利用実態について調査結果を発表した。株式取引経験者の9割以上がオンライントレードを利用。経験年数3年前後が損益分岐点になることがわかった。

 調査は、livedoorリサーチのアンケートモニターのうち、半年以内に株式取引の経験がある20代から70代までの男女を対象に実施。期間は9月19日から9月28日まで。有効回答数は1,105件で、男女比は男性が70.14%、女性が29.86%。年代別では、30代~40代が全体の6割以上を占めた。

 調査結果によると、株式取引経験者のうちオンライントレードを利用しているユーザーは93.5%に及んだ。オンライントレード利用経験年数別に見ると、「3年未満」の経験者が占める比率は60.0%。「1年未満」の経験者層は21.0%で、前回(2005年2月)の調査結果(19.6%)と比べると、新規ユーザーが増えていることがわかる。

 オンライントレードで利用する証券会社では、「イー・トレード証券」が42.7%でトップ。以下は、「松井証券」23.0%、「楽天証券」22.0%、「マネックス証券」20.9%と続く。証券会社の選択要因では、「固定費・手数料の安さ」77.4%が最も多かった。以下は、「取引ツールの使いやすさ」31.9%、「分析ツールの使いやすさ」17.1%など。

 オンライントレードの損益状況では、「損失が出ている」が38.8%で、「利益が出ている」が30.6%だった。損益金額としては、「利益が出ている」人の平均金額は194.6万円、「損失が出ている」人の平均金額は139.4万円となってる。また、利用経験年数別の損益状況集計を見ると、経験年数「3年未満」のユーザーにおいて損失の割合が多い。特に「半年以上1年未満」では60.0%のユーザーに損失が出ている。ただし、「3年以上」になると逆転し、各経験年数において利益が出ている人の割合が多くなるという。

 このほか、81.1%の投資家が複数の銘柄を保持し、保有銘柄数は、「2~3銘柄」26.4%、「4~5銘柄」23.3%で、過半数が2~5銘柄を保有していることがわかった。株式売買する対象企業を決定する際の重視項目では、「株価推移(チャート分析)」が55.7%でトップ。以下は、「財務データ」48.0%、「配当、株主優遇制度などの利益還元」46.1%、「事業内容」39.4%だった。また、オンライントレードで利用する端末は、「PC」99.4%、「携帯電話」16.7%となっており、携帯電話での取引利用率は、前回調査(10.6%)と比べると増加傾向にあるという。


関連情報

URL
  「オンライン証券取引」に関する調査
  http://survey.bizmarketing.ne.jp/ViewPage.cgi?page=Rep00020

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株価上昇に伴いオンライン証券の利用者が急増~ネットレイティングス調査(2005/12/19)


( 野津 誠 )
2006/12/14 14:35

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