中国の百度と米Microsoftは14日、中国内における有料リスティング広告サービスに関して戦略的提携関係を結んだと発表した。
合意内容によると、Microsoftは中国内におけるMSN、Live、Microsoft提携サイトの中で、百度が配信する有料リスティング広告を表示する。12月から開始される。
今回の提携に関して中国のMicrosoftオンラインサービスグループゼネラルマネージャーのErik Johnson氏は「中国は我々にとって最も重要な市場の1つであり、百度との戦略的提携関係は広告主にとって新たな機会を提供することになる。それにより我々の中国における検索ビジネスをさらに強化することになる」とコメントしている。
百度は中国最大のサーチエンジンであり、Alexaのデータによれば世界で4番目にトラフィックが多いサイトとして知られる。最近では12月4日に中国語検索技術で培ってきたノウハウを用いて2007年に日本市場に参入することを表明している。
百度はかつて米Googleから戦略的に出資を受け入れたこともあったが、2005年に米NASDAQ市場に上場した後にこの関係は解消され、Googleは独自に中国市場に参入することを選んだという経緯もある。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://ir.baidu.com/phoenix.zhtml?c=188488&p=irol-newsArticle&ID=942169&highlight=
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・ 中国最大のサーチエンジン「百度」、2007年に日本進出(2006/12/05)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/12/15 11:44
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