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「ベスト3Dギャラリー」を表示させた状態
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米Googleは7日、「Google Earth」をマイナーバージョンアップし、リアルな3Dモデルを表示できるレイヤーを追加した。
今回のバージョンアップについて正式な発表は行なわれていないが、リリースノートによればWindows版、Mac版ともにバージョン番号が「4.0.27XX」台になった。Windows版は1月5日付でビルドされた「4.0.2722」となっている。最新バージョンは現在のGoogle Earthアプリケーションで更新チェックを行なうことによって通知を受けることもできるし、Google Earthのサイトから直接ダウンロードすることも可能だ。
このバージョンの最大の特徴は、3Dモデリングソフト「Google SketchUp」で作成されたリアルな建物の3Dモデルを表示できるようになったことだ。これはレイヤーメニューの「3Dギャラリー」の下の「ベスト3Dギャラリー」のチェックボックスをオンにすることによって表示できる。日本語版でも対応しており、世界各地の建物、例えば六本木ヒルズやニューヨークマンハッタンのビル群などを写真によりテクスチャされたリアルな3Dモデルで表示させることができる。なお、これまで通りグレーの箱のような3Dモデルを別途表示させることも可能だ。
Google Earthではこれまでも「3Dネットワークリンク」をGoogle Earthのサイトからダウンロードすることによってユーザーが作成した世界各地の3Dモデルを表示することが可能だった。今回追加されたのは、この3Dネットワークリンクの中でも特に優れた3Dモデルをデフォルトでダウンロードできるようにしたものだ。また、このバージョンアップに伴って3Dモデルを表示させるパフォーマンスも向上したとされる。
バージョンアップではその他にも新しいレイヤーが追加されている。英語版限定だが、「Yelp.com」のレイヤーが新たに追加された。Yelp.comはレストラン、ホテル、病院などさまざまな施設に対する評価やレビューを集めたコミュニティサイトである。このレイヤーのチェックボックスをオンにすることによってさまざまな施設の評価やレビューをGoogle Earth上で見ることができる。さらにDiscovery Channelのレイヤーに新たに「Sunrise Earth」のレイヤーが追加され、この番組から抜粋された2分半ほどの動画を見ることができるようになった。
関連情報
■URL
「Google Earth」日本語サイト
http://earth.google.co.jp/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/01/09 12:20
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