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1月の月例パッチ「MS07-002」をExcel 2000に適用した場合に不具合が発生


Excel 2000にMS07-002を適用した場合、画面のようにExcelファイルを開いても内容が表示されない不具合が発生する
 マイクロソフトが10日に公開したセキュリティ更新プログラム「MS07-002」について、Excel 2000環境に適用した場合に、一部でファイルが開かなくなる不具合が発生することが確認された。

 MS07-002は、Excel関連の脆弱性を修正するセキュリティ更新プログラム。編集部で、Windows XP SP2マシン上のExcel 2000に対して「Excel 2000 セキュリティ更新プログラム:KB925524」を適用したところ、Excelファイルが開けなくなる不具合が発生することを確認した。同様の不具合情報は、マイクロソフトのQ&Aサイト「答えてねっと」などにも寄せられている。

 不具合は、MS07-002を適用済みのExcel 2000において、一部のExcelファイルを開くと内容が表示されず、編集などもできない状態となってしまうもの。すべてのExcelファイルが開けなくなるわけではなく、ファイルが開けなくなる条件は現時点では不明。また、開けなくなったファイルは、Excel 2003やExcel Viewer 2003、OpenOffice.orgなどでは問題なく開くことができた。

 Excel 2000(Office 2000)はMicrosoft Updateの対象にはなっておらず、MS07-002は別途Office Updateを行なうか、手動で更新プログラムをダウンロードして適用する必要がある。MS07-002を適用して不具合が発生した場合には、Excel 2000をインストールしなおした後、MS07-002(KB925524)以外の更新プログラムを適用した状態であれば、不具合は発生しないことが確認できた。

 マイクロソフト広報部では、こうした不具合があるという問い合わせが広報部にも寄せられているとしたものの、現時点では詳細などは不明で、状況が判明次第、情報を公開していくとしている。


関連情報

URL
  MS07-002
  http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-002.mspx

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( 三柳英樹 )
2007/01/10 19:11

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