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「MS07-002」の不具合はExcel 2000固有の問題、マイクロソフトがコメント


MS07-002を適用したExcel 2000において、一部のExcelファイルの内容が表示されない不具合が発生する
 日本時間の10日付で公開されたExcel用のセキュリティ更新プログラム「MS07-002」を適用すると、Excelで一部のファイルが開けなくなる不具合が発生している件で、マイクロソフトは11日、この現象が「Excel 2000(Office 2000)」固有の問題であることを公表した。

 同社の「日本のセキュリティチームのBlog」によれば、現時点の調査ではExcel 2000固有の問題であり、「Excel 2002(Office XP)」「Excel 2003(Office 2003)」で同様の不具合が発生するという情報はないという。

 一方、マイクロソフト広報部によれば、米国本社サイドも含めてさらなる調査を進めているところだが、不具合の原因や、具体的にどのような条件のファイルが開けなくなるのかはまだ判明していない。調査が完了しだい、技術情報(KB)などで報告する予定だ。

 なお、MS07-002の影響を受ける複数バージョンの製品のうち、よりによってExcel 2000だけが最も深刻度の高い“緊急”とレーティングされており、他のバージョンの“重要”よりも緊急性が高いものとなっている。

 今回の不具合の原因がまだ特定されておらず、回避策が示されていない以上、Excel 2000の利用者はMS07-002のパッチ適用を一時的に見合わせる(適用後の場合は、Excel 2000をインストールし直すなどして適用前の状態に戻す)という選択肢もあり得るが、その場合は脆弱性の深刻度を踏まえた上で慎重な対応が求められる。信頼できない出所のファイル、あるいは信頼できる出所からであっても予期せずに送られてきたファイルをExcel 2000で開かないという一般的な対処法をあらためて心がける必要がある。


関連情報

URL
  「日本のセキュリティチームのBlog」の該当記事
  http://www.exconn.net/Blogs/team02/archive/2007/01/11/16697.aspx

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1月の月例パッチ「MS07-002」をExcel 2000に適用した場合に不具合が発生(2007/01/10)


( 永沢 茂 )
2007/01/11 17:19

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