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050番号サービスで利用するサービス事業者
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0AB~J番号サービスで利用するサービス事業者
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NTTレゾナントと三菱総合研究所が共同で提供する「gooリサーチ」は、IP電話サービスの利用実態を調査した「第5回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」の結果を公表した。
第5回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査は、2006年9月4日から19日かけて「gooリサーチ」登録モニターおよびgooユーザーを対象に実施したもの。有効回答者数は40,054名で、性別比は男性が45.1%、女性が52.0%、不明が3.0%。年代別比は10代が1.9%、20代が20.3%、30代が38.5%、40代が23.8%、50代が9.1%、60代以上が3.4%、不明が3.0%。
電話機を利用したIP電話サービスの利用割合は、050番号を利用したサービスが22.6%で、0AB~J番号を利用したサービスが13.6%。いずれの場合でも、中高年齢層の利用率が高い数値を示している。利用する事業者は、050番号ではBBフォンの53.3%が1位で、2位はOCNドットフォンの12.3%、3位はぷららフォンの6.5%。0AB~J番号では、ひかり電話が50.9%と最も多く、以降はBBフォン光の14.5%、eoひかり電話の11.5%が続いている。
IP電話サービスの満足度は80.8%で、内訳は「大変満足」が21.1%、「やや満足」が59.7%。また、050番号サービスの利用者に0AB~J番号サービスへの切り替え意向を尋ねたところ、「切り替えたい」が10.2%、「やや切り替えたい」が31.6%とあったという。切り替え理由に関しては、一般電話からの同番移行が可能なことから「なじみのある電話番号が使える」が57.5%と最も高い数値を示し、それ以外に「音質がよくなる」が40.0%、「緊急通報がきちんと使える」が35.8%などとなっている。
一方、切り替え意向を持たないユーザーの理由としては、「登録や配線の切り替え手続きが面倒」の40.4%が1位。次いで、「実家などでよく通話する先も現在自分が使っているのと同じIP電話を利用している」が28.1%となっており、gooリサーチでは同一サービスによる通話無料などの施策が一定の効果を挙げていると指摘している。
合わせて、IP電話サービスを利用していないユーザーに対する質問も行なわれた。それによると、今後利用したいIP電話サービスは、0AB~J番号が56.3%と、050番号の7.0%を大きく上回った。なお、利用意向のない割合は36.6%だった。また、将来的に一般電話より高品質のIP電話が登場した際の利用意向は、「是非利用したい」と「やや利用したい」の合計で70.1%の数値を示した。
このほか同調査では、P2P電話「Skype」の利用に関する質問を実施。「すでに利用している」と回答した割合は9.1%、「今後はSkypeを利用したい」が38.8%で、「利用したいとは思わない」が52.1%だった。利用する理由については「Skype同士の通話が無料」が82.6%と最も多く、次いで「音質が良い」が28.7%、「海外との通話料金が安い」が22.5%、「グループチャットを利用」が15.7%という回答があった。
なお、050および0AB~J番号のIP電話サービスとSkypeのいずれかを利用している回答者のサービス併用状況(15,020名)は、3サービスすべてが1.1%、050番号とSkypeが4.3%、0AB~J番号とSkypeが2.4%、050番号と0AB~J番号が5.6%。また、サービスを単独で利用している割合は、Skypeが10.4%、050番号が49.1%、0AB~J番号が27.2%だった。
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現在IP電話サービスを利用しない層における今後の利用意向
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Skypeを利用する理由
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関連情報
■URL
第5回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査
http://research.goo.ne.jp/Result/000398/
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( 村松健至 )
2007/01/11 20:08
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