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Windows XP Home Editionのサポート期間延長は「決定事項ではない」

マイクロソフトが一部報道を否定「米国本社と議論中」

 マイクロソフトは16日、一部報道でWindows XP Home Editionのサポート期間を延長する方針だと報じられた件について、「決定した事実ではない」と否定した。

 16日付の「asahi.com」では、「『ウィンドウズXP』のサポート期限、大幅に延長」という見出しで、マイクロソフトがXP Home Editionのサポート期間を当初の2009年1月末から、ビジネス製品のXP Professionalと同じ2014年まで延長することが有力であると掲載。サポート期間はまず日本市場で延長し、必要に応じて欧米などの主要市場でも検討すると報じていた。また、同日付の「MSN毎日インタラクティブ」でも、マイクロソフトのダレン・ヒューストン代表執行役社長のコメントとして「近く発表があるだろう」と伝えている。

 これらの報道は、15日に開催されたWindows Vistaの記者発表会後の囲み取材におけるヒューストン社長の発言に基づいたものと思われるが、マイクロソフト広報部は16日、「サポート期間延長について米国本社と議論していることは事実だが、決定事項ではない」とコメント。国内では、XP Home Editionのサポート期間延長を望む声が出ているが、「(サポート期間中に提供される)セキュリティ修正プログラムは、米国本社が開発する。そのため、日本市場だけサポート期間を延長することは難しい。このことを踏まえて米国本社と議論している最中で、延長できるかどうかは未定」とコメントした。

 マイクロソフトでは、ソフトウェア製品のサポート提供期間の基本的な方針をまとめた「マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー」を公開している。それによれば、コンシューマ製品にあたるXP Home Editionのサポート期間は、Vista発売後2年間(2009年1月末)まで。このサポート期間を過ぎた場合、XP Home Editionでは新規のセキュリティ修正プログラムをダウンロードできなくなる。


関連情報

URL
  Microsoft Windows XP Home Edition のサポート ライフサイクル
  http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/homeeol/default.mspx

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( 増田 覚 )
2007/01/16 13:37

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