フェンリルは26日、同社が開発・配布しているタブブラウザ「Sleipnir」のRSSバーにおいて、RSS情報に含まれる任意のコードが取り扱われてしまう脆弱性があることを公表した。影響を受けるのは「2.49」以前のバージョン。これを修正した最新版の「2.50」が同日リリースされており、無償でダウンロードできる。
この脆弱性は、RSS情報に実行可能なスクリプトなどのコードが含まれている場合、セキュリティレベルの低いゾーンでコードが取り扱われてしまうというもの。ユーザーの意図しないコードを実行される可能性がある。
26日に公開されたバージョン2.50では、RSS情報の中に含まれる任意のコードが一切実行できないようにすることで対応したという。これにより、従来のバージョンのRSSバーとはRSSの表示が異なる場合があるとしている。
同様の脆弱性は、USBメモリ用の「Portable Sleipnir」のバージョン「2.45」以前にも存在する。今回、Portable Sleipnirもアップデートしているという。
さらに、「RSSバー for Sleipnir 1.28 Release3」以前にもこの脆弱性があるとしている。Sleipnirの「1.66」以前のバージョンでこのRSSバーを利用している場合は、これを修正した「RSSバー for Sleipnir 1.29」を利用するよう呼びかけている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.fenrir.co.jp/press/20070126_2.html
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( 永沢 茂 )
2007/01/26 14:17
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