|
ワープロソフト「Writer」の操作画面
|
キングソフトは1日、オフィスソフト「キングソフトオフィス2007」のダウンロード版を発売した。価格は4,980円。Windows Vista/XP/2000に対応する。パッケージ版は3月23日に発売され、価格はオープンプライスで、店頭価格は6,000~7,000円台となる見込み。3カ月間の無料体験版も用意する。
キングソフトオフィス2007は、マイクロソフトが提供する「Office」との互換性や操作性を重視したオフィスソフト。ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Spreadsheets」、プレゼンテーションソフト「Presentation」の3製品で構成される。操作性は、Office 2003のインターフェイスに最大限近づけたとしている。
互換機能としては、Office(Word/Excel/PowerPoint)で作成されたファイルを開いた時の再現性を重視したほか、印刷した時に起こる文字・段落・画像のズレを軽減したという。ツールバーの機能や並び順も、Officeとほぼ同じとしている。doc/xls/ppt形式での保存・修正にも対応する。Office 2007で採用したファイルフォーマット「OPEN XML」はサポートしていないが、夏までにはアップデートで対応するとしている。
独自機能としては、複数のファイルを開いたまま作業できるようにするタブ表示や、PDF出力、追加パッチなどの自動アップデート機能を備える。また、セキュリティ機能として、キングソフト独自のKRM暗号化技術を採用。ファイルにパスワードを付けて管理できるほか、Word/Excel/PowerPointのパスワード付きファイルもデコード可能となっている。
キングソフトでは、同ソフトのベータ版を2006年11月に公開している。製品版では、ファイルに記述された文字列をWeb検索する機能が新たに追加。文字列を選択して、右クリックメニューから「ウェブ検索」を選ぶことで、Webブラウザを立ち上げることなく、わからない単語の意味や関連情報を調べることが可能となる。
|
|
表計算ソフト「Spreadsheets」の操作画面
|
プレゼンテーションソフト「Presentation」の操作画面
|
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.kingsoft.jp/release/070201.htm
製品概要
http://www.kingsoft.jp/office/
■関連記事
・ MSとの互換性を重視し、価格10分の1の「キングソフトオフィス2007」(2006/09/21)
・ キングソフト、「Kingsoft Office 2007」ベータ版の無償提供を開始(2006/11/01)
( 増田 覚 )
2007/02/01 17:52
- ページの先頭へ-
|