長崎地方裁判所佐世保支部は22日、携帯電話の着信メロディを違法配信していた佐世保市の男性(45歳)に対して、著作権侵害などの罪で懲役2年・執行猶予3年の判決を言い渡した。日本音楽著作権協会(JASRAC)が同日、発表した。
この男性は、JASRACが著作権を管理している楽曲を無断で着信メロディ用のデータとしてWebでダウンロード公開。JASRACの再三にわたる警告を無視し、サイトを何度も変更しながら配信を続ける一方で、著作権軽視の文面を送付してくるなどの悪質な対応を続けていたという。
JASRACは2006年11月、著作権法違反でこの男性を長崎県早岐警察署に告訴。着信メロディの無断配信で初の逮捕者となり、12月に起訴されていた。JASRACでは今後も権利者団体や携帯キャリアとの連携を強化し、携帯電話向けの違法音楽配信の根絶に向けて取り組んでいくとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.jasrac.or.jp/release/07/02_2.html
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( 永沢 茂 )
2007/02/22 18:08
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