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サイボウズ、外出先から同社製品にアクセスできる簡易VPNサービス


 サイボウズは5日、外出先でPCや携帯電話からサイボウズのグループウェアなどにアクセスできるASP型の簡易VPNサービス「サイボウズ リモートサービス」の提供を開始した。

 対応する製品は、グループウェアの「Office 6」と「ガルーン 2」、Webデータベースの「デヂエ」、グループメールシステムの「メールワイズ」の4製品。利用料金は、いずれか1製品で利用できる「スタンダート」の場合、初期設定費用が31,500円、ライセンス料が年額81,900円(10ユーザー版)から。4製品すべてに利用できる「プレミアム」は、初期設定費用が31,500円、ライセンス料が年額134,400円(10ユーザー版)から。60日間無償で試用可能だ。

 サイボウズ リモートサービスは、専用のVPN機器を導入することなく、社外からの安全なアクセスを可能にする。具体的には、サイボウズ製品がインストールされている社内のサーバーに、サイボウズ リモートサービスのソフトウェアとクライアント証明書をインストールし、外出先で使うノートPCなどにクライアント証明書をインストールする。サイボウズが設けたリレーサーバーを介して、SSLで通信するかたちだ。なお、携帯電話の場合はSSLではなく、ユーザーごとのユニークなURLでリレーサーバーに接続し、IDとパスワードで認証する。リレーサーバーと社内サーバー間は同じくSSL通信となる。


「サイボウズ リモートサービス」システム概要図

 対応するサーバーは、Windows Server 2003およびWindows XP Professional/2000 Professional/2000 Server、Red Hat Enterprise Linux AS/ES(Version 2.1/3.0/4.0)、MIRACLE LINUX V4.0、Turbo Linux 10 server、SUES Linux 9/10。クライアント側のWebブラウザは、Windows用のInternet Explorer 5.5 /6.xおよびFirefox 1.5、Mac OS用のFirefox 1.5.x。

 サイボウズによると、同社では2006年より、Office 6など4製品にAPIを組み込んでいたという。今回のサイボウズ リモートサービスは、このAPIを活用した初めてのサービスとなる。リモートサービスのサーバーソフトウェアと4製品の連携が、このAPIを通じて行なわれるかたちだ。なお、APIについては今のところ社外への公開予定はなく、まずはサイボウズの社内の製品やサービスの連携に活用していく方針だ。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://group.cybozu.jp/news/07030501.html
  サービス概要
  http://rt.cybozu.co.jp/

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( 永沢 茂 )
2007/03/05 14:25

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