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エプソン、ポータブル画像ビューワ製品の一部にウイルス混入


 セイコーエプソンは6日、2006年10月に発売したポータブル画像ビューワ「エプソン Photo Fine Player P-2500」の一部製品に、ウイルスが混入している可能性があることを明らかにした。同社では利用者に対して、製品の使用を中止するとともに、ウイルスを駆除するように呼びかけている。ウイルスを駆除した製品は正常に使えるが、希望する利用者には新品と交換する。

 該当製品の製造番号は、「G9HZ000001」から「G9HZ003029」までで、このうち一部にウイルスが混入した。製造番号は、本体底面の左に記されている。同社サイトの専用フォームに製品番号を入力すれば、ウイルス混入の有無を調べることも可能だ。

 これまでに、ウイルス混入の報告が寄せられたのは1件で、このほかウイルス混入が原因ではなく修理品として同社が預かっていた製品6台からもウイルスが検出されたという。ウイルスの混入経路については、中国の製造協力会社における製造行程で、Windows PCから感染してしまったとしている。

 混入されているウイルスの名称は、シマンテックでは「W32.SillyFDC」、トレンドマイクロでは「WORM_DELF.EFF」。システムに接続されたポータブルデバイス、ローカルデバイス、ドライブにマッピングされたネットワークに対して感染活動を行なう特徴がある。ただし、同ウイルスは、ある時点で活動を停止するプログラムが施されており、現在では該当製品をPCに接続してもウイルスに感染することはないという。

 該当製品の利用者は、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新の状態にした上で、該当製品をコンピュータにUSBケーブルで接続し、コンピュータを含めたすべての外部記憶装置に対してスキャンを実行することで、ウイルス感染を確認できる。ウイルスが検出された場合、ウイルス対策ソフトの使用方法に従って駆除する。ウイルス対策ソフトを持っていない利用者に対しては、問い合わせ窓口で対応する。


関連情報

URL
  重要なお知らせ
  http://www.epson.jp/support/misc/070306_p2500.htm
  問い合わせ専用窓口
  http://www.epson.jp/support/misc/070306_p2500.htm#info

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( 増田 覚 )
2007/03/07 12:26

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