米Apple Computerは、動画再生に対応した「iPod」の一部に、ウイルスが混入されていたことを明らかにした。委託製造業者のPCがウイルス感染したためで、2006年9月12日以降に販売されている製品の1%未満が該当する。日本法人のアップルコンピュータによれば、この件について国内のユーザーからの報告はまだ確認していないものの、日本で該当製品が販売されたかなどについて現在調査中であるとしている。
混入されていたウイルスは、USBメモリなどのリムーバブルドライブを利用して感染活動を行なう「RavMonE」で、Windows PCのみに感染する。Appleによれば、「iPod nano」や「iPod shuffle」のほか、現在出荷している動画再生対応iPodについては、ウイルス感染の心配はないとしている。
また同社サイトでは、このウイルスを駆除するソフトを無償で公開している。なお、このウイルスはリムーバブルドライブを通じて感染することから、最近接続したリムーバブルドライブについてもウイルススキャンを実行するように勧めている。
【お詫びと訂正】
記事初出時、「日本法人のアップルコンピュータによれば、これらの該当製品は国内に出荷されていないという」としていましたが、正しくは日本で該当製品が販売されたかどうかについては現在調査中とのことです。お詫びして訂正いたします。
関連情報
■URL
Windows ウイルスが混入したまま出荷されたごく一部の Video iPod について
http://www.apple.com/jp/support/windowsvirus/
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( 増田 覚 )
2006/10/18 12:58
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