米Microsoftのサーチエンジン「Live Search」が、米Googleと米Yahoo!を前に苦戦しているのはほぼ周知の事実となっている。しかし、このLive Searchをデフォルトサーチエンジンに設定したWindows Vistaが登場したことによって、この1カ月間でシェアを伸ばし始めたことが米アクセス解析調査会社Compete.comの最新調査結果により明らかになった。
Compete.comによると、Live Searchのシェアは2007年2月に9%であり、1月の8%に比べて1ポイント増加していた。Live Searchのシェアが1ポイント増加したのはほぼ1年ぶりのことだとしている。それに加えてLive Searchで行なわれた検索総数は実に1カ月間で10%増加しており、合計5億9,000万回だった。
他のサーチエンジンの2月のシェアは、Googleが63%(前月比1ポイント増)、Yahoo!が21%(前月比2ポイント減)、Askが3%(前月比1ポイント減)、AOLが2%(前月と変わらず)だった。
Compete.comでは、Windows Vistaがまだ登場して間もないことから、このデータはLive Searchの今後を見る上で良い材料だと分析。その一方で現段階でこのシェア増加がYahoo!とAskのシェアを奪い取った結果であり、Googleは依然としてシェアを伸ばし続けていることから、いつかはGoogleからシェアを奪わなければならない時が来るとも分析している。
関連情報
■URL
Compete.com公式ブログの該当記事(英文)
http://blog.compete.com/2007/03/07/search-market-share-msn-live-google-yahoo-ask-aol/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/03/08 12:02
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