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総務省、NTTレゾナントの個人情報漏洩に対して厳重注意


 総務省は8日、NTTレゾナントに対して2006年12月に発生した個人情報の漏洩事件に対して、再発防止に努めるよう文書による厳重注意を行なったことを発表した。

 この問題は、NTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」で実施したキャンペーン応募者の個人情報を、同社社員が自宅で作業するためにUSBメモリに複製して持ち出し、自宅のPCに保存していたところPCが盗難に遭い、個人情報44,723件が漏洩したもの。

 総務省では、これまでNTTレゾナントに対して事実関係の説明を求めるとともに、原因の究明、利用者への適切な対応等を行なうよう指導。さらに、事案の概要や経緯、漏洩発生時以降の個人情報管理体制、再発防止策および利用者対応状況をまとめて報告するように求めていた。

 NTTレゾナントでは2月28日付で報告を行ない、発生原因として個人情報の複製および外部記録媒体による個人情報の持ち出しに対する管理が不十分であったことと、個人情報の取り扱いに関する社内規定が遵守されていないなど、従業員に対する指導・監督が不徹底であったことを挙げている。

 総務省では、事件発生当時のNTTレゾナントにおける個人情報の取り扱いは、個人情報保護法および電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインに違反するものであったとして、3月8日付でNTTレゾナントに対し、遺憾の意を表明するとともに、再発防止に努めるよう文書による厳重注意を行なった。

 総務省では、電気通信事業者が保有する個人情報の適切な取り扱いを確保するため、引き続き必要な指導・監督に努めていくとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070308_6.html

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( 三柳英樹 )
2007/03/08 19:53

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