日本レジストリサービス(JPRS)は27日、「JPドメイン名レジストリレポート2006」を発表した。JPドメインのレジストリ業務を行なう同社の2006年の活動内容をとりまとめるとともに、今後の方針が示されている。
JPRSは2006年もこれまで通り「信頼性」「安定性」「利便性」「経済性」の4つを柱とし、それぞれをより高度なものにすることに務めてきたという。具体的な活動内容としては、DNSサーバーの不適切な設定の削除、JP DNSの更新間隔の短縮(1日1回から15分に1回へ)、政府機関が複数のGO.JPドメイン名を登録可能とする変更、指定事業者(レジストラ)と協力した日本語JPドメイン名の料金低廉化、「http://駅街ガイド.jp/」などのサイトによる日本語JPドメイン名の普及活動などが挙げられている。
2007年の方針としては、4つの柱のうち「経済性」の向上のために、引き続き料金の低廉化に取り組むことが示された。また、日本語ドメイン名を含む国際化ドメイン名(IDN)に標準対応したInternet Explorer 7(IE7)について、Windowsの自動更新による配布が日本でも5月にも始まることから、日本語JPドメイン名の普及活動にも注力するとしている。
2007年1月時点のJPドメイン名の登録数は88万2,325件。内訳は、属性型・地域型JPドメイン名が36万3,768件(41.2%)、ASCII汎用JPドメイン名が39万4,404件(44.7%)、日本語汎用JPドメイン名が12万4,153件(14.1%)。属性型・地域型のうち「CO.JP」は30万899件で、日本の一部上場企業の97%に登録されているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://jprs.co.jp/press/070327.html
JPドメイン名レジストリレポート2006(PDF)
http://jprs.co.jp/doc/report/registry-report-2006.pdf
■関連記事
・ 汎用JPの登録更新料を今年後半に値下げへ~JPRSが年次報告書で方針(2005/04/06)
・ 汎用JPドメイン名の登録料、JPRSの卸売り価格が2,500円に値下げ(2007/02/01)
( 永沢 茂 )
2007/03/27 18:18
- ページの先頭へ-
|