ニフティは28日、同日開催された取締役会で決議した新役員人事を発表した。現在の代表取締役社長の古河建純氏は代表取締役会長になり、代わって代表取締役副社長の和田一也氏が代表取締役社長に就任する。6月下旬開催の株主総会後に正式決定する予定だ。
古河氏は2002年5月にニフティの社長に就任。同社のインターネット接続サービスとNTTのFTTHの加入申し込み・料金請求を一括して提供するサービスをいち早く導入し、ブロードバンド会員の拡大を図りながらISP事業の基盤を固めた。一方で、2003年にスタートしたブログサービス「ココログ」では、自らブログを開設するなどしてコミュニティサービス重視の姿勢を打ち出した。また、ASP型のセキュリティ対策サービスの導入にも積極的に取り組んできたという。
社長に就任する予定の和田氏は、富士通で経営執行役として情報メディア事業本部長などを務めた後、2006年6月にニフティの副社長に就任。コミュニティなどのサービスビジネスを牽引しているという。和田氏が社長に就任することで、ニフティでは今後、インターネットを利活用したこれらの事業がさらに加速される見込みだ。
関連情報
■URL
会長ならびに社長人事について
http://www.nifty.co.jp/cs/06shimo/detail/070328003196/1.htm
執行役員人事について
http://www.nifty.co.jp/cs/06shimo/detail/070328003197/1.htm
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( 永沢 茂 )
2007/03/28 16:52
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