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ジャストシステム、ネット上のモラルが学べる中高向け学習支援ソフト

チャット体験コンテンツには自動荒らし機能を搭載

ジャストジャンプ3@フレンド
 ジャストシステムは3日、中学・高校向けの学習支援ソフト「ジャストジャンプ3@フレンド」を6月29日に販売開始すると発表した。価格は1ライセンス26,250円から。クライアントPCはWindows Vista/XP/2000、ユーザー管理ツールはWindows XP/2000およびWindows Server 2003/2000 Server、サーバーOSはWindows Server 2003/2000 ServerおよびLinuxに対応する。

 ジャストジャンプ3@フレンドは、中学・高校のPC関連学習をサポートする学校向けのソフト。ワープロや表計算、Webサイト作成、プレゼンテーション、メールなどの学習に必要なソフトを備える。また、「ATOK 2007」「明鏡国語辞典・ジーニアス英和/和英辞典/R.2」を用意するほか、日本語ドリル式タイピングソフト「たたいて気づく『問題な日本語』」も同梱する。

 今回のバージョンでは、情報モラル学習のコンテンツを強化。実際にチャットを体験して、インターネット上でのコミュニケーションマナーを学ぶコンテンツを追加した。具体的には、学校のローカルネットワークに専用のチャットルームを作成し、生徒同士がチャットを行なう形で進める。チャットの内容は、管理者(先生)の画面で確認でき、それを基に指導を行なう。

 加えて、チャットの途中、電話番号やメールアドレスを問われたり、汚い言葉などが挿入される“荒らし”機能を搭載。同機能をオンにすると、PCが自動的にチャットルームを荒らす仕組みだ。その際、生徒がどのような対処をするのか先生が確認し、後から正しい対処方法を指導する。チャットのログは、HTML形式で保存できるため、ログを授業に使用することも可能だ。

 このほか、個人情報漏洩やウイルスメールの危険を疑似体験できるコンテンツも用意する。個人情報漏洩では、占いサイトを模した画面のテキストフォームに、名前やメールアドレスを入力すると、金額請求ページなどが表示される。ウイルスメールでは、メール本文のURLをクリックすると、画面がブラックアウトするなど、実際に感染したかのように見せることが可能という。

 さらに、プロジェクト型体験学習ソフト「ソフトデザイナー」を追加した。同ソフトでは、プログラムの仕様決め、プログラミングなど、一連のソフトウェア制作の過程を、プロジェクト学習として体験し、ワークシートを使って知的財産権についての知識を学ぶ。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.justsystem.co.jp/news/2007f/news/j04031.html

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( 野津 誠 )
2007/04/03 14:48

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