JSATは5日、静止衛星を利用した上り最大2Mbps/下り最大10Mbpsの法人向けブロードバンドサービス「SPACE IP」の商用提供を9日に開始すると発表した。山間部や離島などブロードバンド未整備地域でのインターネット接続、災害時のバックアップ回線、工事現場から社内LANへのVPN接続、ダムの遠隔監視といった利用を想定している。
SPACE IPでは、JSATの送信設備を活用することで、日本国内のどこにおいても高速インターネット接続が可能になるという。料金は、アンテナやODU、IDUなどの機器レンタル料が月額2万5,000円~3万円/局。回線料は、最大帯域が上り1Mbps/下り5Mbpsのライトプランが月額10万円、上り2Mbps/下り10Mbpsのスタンダートプランが月額20万円(いずれもベストエフォート)。このほか、初期費用としてユーザー登録料2万円/局、標準工事費40万円~/局が必要。
|
本社と山間部の工場をつなぐ場合のネットワーク構成例
|
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jsat.net/renewal/release/release/files/20070405.pdf
■関連記事
・ まぐろ漁船やフェリーでもブロードバンド~JSATが海上向け衛星サービス(2005/02/10)
・ 遠隔地インフラ、地上デジタル再送信など衛星の新たな展開を進めるJSAT(2005/10/24)
・ スカパー!とJSAT、持ち株会社「スカパーJSAT」を設立(2007/04/02)
( 永沢 茂 )
2007/04/05 16:15
- ページの先頭へ-
|