ドリームボートは10日、P2P技術を応用してHD画質の動画をストリーミング配信するシステム「SkeedStreaming」のASPサービスを開始すると発表した。5月から自社内でテスト運用し、本格稼働は7月頃を予定している。
SkeedStreamingは、同社のコンテンツ配信サービス「SkeedCast」を応用したもの。SkeedCastは、配信ネットワークを「コンテンツ提供者」「配信ネットワーク」「視聴者」の3種類に分離し、配信ネットワーク部にP2P型のネットワークを用いる。コンテンツをアップロードできるのはコンテンツ提供者に限られ、期限の過ぎたコンテンツを削除する配信管理機能なども備えるため、P2P型配信ネットワークの利点を生かしつつ、高画質のコンテンツを安全で効率的に配信できるとしている。
ドリームボートは、このSkeedCast技術を応用して、HD画質の動画を6Mbps(最大8Mbps)でストリーミング配信するSkeedStreamingを開発。特定のP2P型配信ネットワーク上のみにコンテンツが流通するため、コンテンツの不正利用や不正流出が発生しないほか、サーバーの性能に依存しないP2Pのメリットを生かして、HD画像に対応したストリーミングサービスを低コストで提供できるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.dreamboat.co.jp/news/press_20070410.html
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( 増田 覚 )
2007/04/10 14:28
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