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新スポンサードサーチの特徴
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顧客獲得単価や費用対効果を管理する機能も備える
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オーバーチュアは15日、検索連動型広告「新スポンサードサーチ」において、オンラインによる新規アカウントの受付を開始した。同社では、4月17日より既存広告主の新スポンサードサーチへの移行を順次開始していた。
新スポンサードサーチは、「Panama」という開発コード名で呼ばれていたもので、検索連動型広告およびコンテンツ連動型広告を配信する基幹プラットフォームが刷新される。現在までに約3,500の既存広告主が新スポンサードサーチへ移行済みで、今週末までにはさらに約1万の既存広告主を移行する。1~2カ月後には全広告主の移行が完了するという。
従来のスポンサードサーチでは、キーワードに対して最も高い金額で入札した企業の広告ほど上位に表示されていたが、新スポンサードサーチでは、キーワードと広告の関連性や、広告がクリックされた回数なども加味して広告掲載順位が決まる。なお、新しい広告掲載順位決定方式は、全広告主の新スポンサードサーチへの移行完了後に導入される予定だ。
また、新スポンサードサーチでは「日本全国」「地方(関東、近畿、九州など)」「都道府県」と地域を3つのレベルに絞り込んで広告を配信することも可能となる。同社の山中理恵マーケティングシニアディレクターは、「旅行やホテル、不動産、中古車などの業種で効果的な地域ターゲティングが可能になる」と説明する。このほか、複数の広告クリエイティブ案の中からクリックされやすいものを提案する機能や、顧客獲得単価や費用対効果を管理する機能などを備えている。
15日に開催した記者説明会では、オーバーチュアを子会社化するヤフーの武藤芳彦広告本部長が出席。「本日から『Yahoo!ビジネスセンター』において、新スポンサードサーチのアカウント登録ページへの誘導を開始した。今後は、ヤフーが主力としているディスプレイ広告と、オーバーチュアの検索連動型広告を連携したプロモーションを広告主に提案していく」と語り、ヤフーのメディア力を活用してオーバーチュアの新スポンサードサーチを支援する姿勢を表わした。
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オーバーチュアの山中理恵マーケティングシニアディレクター
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ヤフーの武藤芳彦広告本部長
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関連情報
■URL
新スポンサードサーチ情報サイト
http://www.overture.co.jp/new/
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( 増田 覚 )
2007/05/15 18:00
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