インターネットイニシアティブ(IIJ)は15日、2006年度(2006年4月~2007年3月)通期の連結決算を発表した。売上高は570億5,500万円(前年度比14.5%増)、営業利益は35億円(同45.2%増)、当期純利益は54億1,000万円(同13.8%増)で、過去最高の売上高と営業利益を達成したという。
売上高を事業別に見ると、インターネット接続および付加価値サービスが243億5,300万円(前年度比4.9%増)、システムインテグレーションが305億2,700万円(同29.9%増)、機器売上が21億7,400万円(同29.5%減)。前年度はインターネット接続および付加価値サービスが232億2,300万円、システムインテグレーションが235億500万円とほぼ同じ規模だったが、2006年度はシステムインテグレーションが大きく増加している。
2007年3月末におけるインターネット接続サービスの契約数は、専用線型が1万7,720件(前年度比3,171件増)、ダイヤルアップ型が53万3,963件(同9万6,520件減)。契約総帯域は合計323.5Gbpsで、前年度から128.6Gbps増加した。
2007年度(2007年4月~2008年3月)の業績見通しとしては、売上高690億円(前年度比20.9%増)、営業利益46億円(同31.4%増)、当期純利益56億円(同3.5%増)と予想している。なお、6月1日付でパナソニックネットワークサービシズから譲り受け、IIJの100%子会社とすることが決まっているISP「hi-ho」の業績見通しに対する影響としては、売上高45億円、営業利益2億円と見ている。
関連情報
■URL
決算短信(PDF)
http://www.iij.ad.jp/ICSFiles/afieldfile/2007/05/15/IIJI4Q06J.pdf
決算説明会プレゼンテーション資料(PDF)
http://www.iij.ad.jp/IR/library/financial/pdf/IIJI4Q06J_presentation.pdf
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( 永沢 茂 )
2007/05/15 17:59
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