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「ひかり電話」通話障害、原因はハードディスク交換時の設定ミス

全国で約318万契約に影響

 IP電話サービス「ひかり電話」のNTT東西間の接続装置(中継用サーバー)に故障が発生し、23日からひかり電話による東西間の通話が一時できなくなった障害について、NTT東日本とNTT西日本は24日、接続装置のハードディスク交換時に設定ミスがあったことが原因であると発表した。

 NTT東西によれば、両社のひかり電話中継網における接続装置のハードディスクを5月21日深夜から22日未明にかけて交換した際、作業者の設定ミスによりハードディスク内の一部データを破壊。その後、23日6時25分にこのデータにアクセスがあり異常処理が発生し、通話制御処理が停止してしまったという。NTT東西では、接続装置のプログラムソフトを再インストールし、23日10時6分から装置が正常に動作を開始して通話の回復を確認した。

 今回の障害により影響を受けた契約者数は、合計で約318万契約(東日本が171万契約、西日本が147万契約)に上る。サービスの内訳については、ひかり電話が約289万契約(同153万契約、136万契約)、ひかり電話オフィスタイプが約22万契約(同13万契約、9万契約)、ひかり電話ビジネスタイプが約7万契約(同5万契約、2万契約)。なお、ユーザーからの問い合わせは23日午後5時現在で964件あったという。

 NTT東西では今後、「ハードディスク交換時の作業内容のチェック強化などによる再発防止に努める」とコメントしている。


関連情報

URL
  「ひかり電話」のNTT東西間接続装置の故障について(NTT東日本)
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0705/070524a.html
  「ひかり電話」のNTT東西間接続装置の故障について(NTT西日本)
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0705/070524a.html

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( 三柳英樹 )
2005/02/02 17:12

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