米国の新聞社のインターネット部門における広告費に関する調査結果が25日、米新聞業界団体のNewspaper Association of America(NAA)によって発表された。
それによると、2007年第1四半期における新聞社のWebサイトへの広告費は、前年同期に比べて22.3%増加し、計7億5,000万ドルに達した。2004年以来NAAが調査している新聞社のインターネット部門への広告費と比較すると、12四半期連続で2ケタ成長を記録している。
その結果、紙の新聞を含む新聞社への全広告費のうち、Webサイトが全体の7.1%を占めるまでになった。前年同期はこの割合が5.5%だったため、急激に成長していることがわかる。
新聞社がインターネットから得る収入が増加する一方、紙を含めた新聞社全体が得る収入は減少傾向にある。2007年第1四半期に新聞社全体の広告収入は106億ドルで、前年同期比で4.8%減少していた。紙の新聞の広告収入は98億ドルで、前年同期比で6.4%減少、米国の新聞で重要な収益源である三行広告部門は34億ドルで13.2%減少した。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.naa.org/sitecore/content/Global/PressCenter/2007/ONLINE-NEWSPAPER-ADVERTISING-JUMPS.aspx?lg=naaorg
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/05/29 13:57
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