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「Windows Live Mail Beta」
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Windows Live IDの設定画面
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Microsoftは30日、「Outlook Express」やWindows Vistaの「Windows Mail」の後継となるメールクライアントソフト「Windows Live Mail」のベータ版を公開した。Windows Vista/XPに対応しており、日本語を含む6カ国語版が利用可能。同社サイトより無料でダウンロードできる。
Windows Live Mailは、複数のメールアカウントを扱える3ペイン表示型のメールクライアントソフト。これまで「Windows Live Mail Desktop」として提供してきたが、これにいくつかの新機能を加えて名称変更した。Outlook ExpressやWindows Mailの主要機能をすべて含んでいるほか、Webメールサービス「Windows Live Hotmail」との連携や他のWindows Liveサービスとの連携機能を備える。
Windows Live Mail公式ブログによると、Windows Live Mail Desktopから追加・変更された点として、まずユーザーインターフェイスが改良され、フレームがスリムで滑らかなデザインになった。Windows VistaではAeroもサポートする。また、セットアップやアカウント移行の操作を、自動コンフィギュレーションによりスムーズ行なえるよう改善。さらに、S/MIMEとLDAPについても、Outlook ExpressやWindows Mailと同等にサポートしたほか、パフォーマンスと安定性も改善しているという。
そのほかの機能としては、Windows Live IDでサインインするよう設定しておくことで、「Windows Live Contacts」「Windows Live Messenger」などとの連携が可能になり、差出人のオンラインステータスなどを確認したり、直接メッセンジャーを起動できるようなる。セキュリティ面では、フィッシング詐欺メールや迷惑メールからの保護機能も搭載。疑わしいメールと安全なメールを色別に表示するという。
関連情報
■URL
ダウンロードサイト
http://get.live.com/betas/maildesktop_betas
Windows Live Mail公式ブログの該当記事(英文)
http://morethanmail.spaces.live.com/blog/cns!B7DD1FF3F141F9A1!3459.entry
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( 永沢 茂 )
2007/05/31 16:53
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