SBIホールディングスは6日、デジタル金融インフラを整備した仮想世界「Cyber MEGACITY・東京0区」の創造を目指すジョイントベンチャーを設立すると発表した。社名や資本金は未定だが、出資比率は同社が52%、子会社のSBI Roboが25%など。
Cyber MEGACITYとは、仮想通貨ビジネスと現実世界の金融インフラの統合を視野に入れたサービスで、SBI Roboが構想として研究を続けてきた。同社によれば、Cyber MEGACITYは世界中から移住可能で、現実社会に紐づいた銀行口座を開設することが目標だという。具体的には、既存の金融インフラを利用した仮想不動産取引や仮想為替相場などの「仮想経済活動」と、現実の経済活動を紐付ける計画を掲げている。
今回、SBIホールディングスとSBI Roboに加え、アニメーション企画制作の株式会社美よんどしい、企画コンサルティングの株式会社アーカイブゲートとジョイントベンチャーを設立することで基本合意。6月中に合弁契約書を締結し、社名や資本金などが決定する予定だ。
今後は、SBI Roboがサーチエンジンや広告配信、美よんどしいの関連会社で「アニマトリックス」や「鉄コン筋クリート」などの映画製作で知られるSTUDIO4℃が仮想世界のグランドデザインや都市デザイン、アーカイブゲートが企画コンサルティングおよび営業販売を担う。
Cyber MEGACITYについてSBIホールディングスは、「ロンドンのThe CITY、ニューヨークのWall Streetに匹敵する仮想金融街の創造を目指す」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(SBIホールディングス)
http://www.sbigroup.co.jp/news/2007/0606_a.html
Cyber MEGACITYについて
http://www.sbirobo.com/2007/04/sbi_cyber_megacity_1.html#more
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( 増田 覚 )
2007/06/06 17:49
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